写真の座標Photo Coordinates
ERAS/1950–1960s·戦後・冷戦・公民権運動·UPDATED 2026.05
ERA · 06 · 戦後・冷戦
1950
§ — Era Index — 時代で読む

1950–1960s

戦後・冷戦・公民権運動

ロバート・フランクの「The Americans」が戦後写真の転換点となった時代。テレビの台頭でLIFE誌が揺らぎ始め、日本ではVIVO・プロヴォークが「アレ・ブレ・ボケ」の美学で国際的評価を獲得した。写真家が「作者」として認識される文化が確立した時代でもある。

Photographers 65Period 1950–1960sMovements 5Vol ERA · 06
Overview · この時代について

冷戦・朝鮮戦争・公民権運動が写真の政治的文脈を変えた。ロバート・フランクは粒子感と不安定な構図でLIFE的な明朗さを否定し、アメリカ写真の根本を問い直した。日本では東松照明・川田喜久治がVIVOを結成(1958年)し、1968-70年の「プロヴォーク」誌が森山大道や中平卓馬の荒々しい写真美学を世界へ送り出した。

この時代が変えたこと

フランクの「The Americans」はドキュメントと個人表現の境界を消した。FSAの「社会的記録」でもなく、HCBの「決定的瞬間」でもない——写真家の主観・不安・文化批判が写真の形式自体に埋め込まれた出発点。この転換が後のコンセプチュアル写真・私写真を可能にした。

§ CTXこの時代の背景
政治・社会

朝鮮戦争(1950-53年)・キューバ危機(1962年)・ベトナム戦争介入(1964年)。公民権運動がロサ・パークス事件(1955年)から公民権法(1964年)へ高まった。

LIFE誌の黄金期と終焉

1950年代LIFE誌の発行部数は850万部に達したが、テレビの普及とともにその地位が揺らぎ始めた。写真報道の頂点と終わりの始まりが同時に存在した。

日本写真の国際化

VIVOとプロヴォーク誌が「アレ・ブレ・ボケ」の美学を確立。1974年のMoMA「新日本写真」展が国際的評価の起点となった。

マグナムの定着

写真家が著作権を持つマグナム・モデルが定着し、フォトジャーナリストが固有の視点を持つ「作者」として評価される文化が形成された。

§ PHこの時代の写真家
98ML
S
SEYDOU KEÏTA · 1921–2001
Photographer

セイドゥ・ケイタ

Seydou Keïta
マリ · 1921–2001 · 1950–1960s

1940〜60年代のマリ・バマコで活動したセイドゥ・ケイタは、スタジオポートレートを通じてアフリカの写真的近代性を切り開いた。被写体みずからが装い・姿勢・小道具を選ぶ共同制作的な撮影実践は、写真のモダニティが西洋にのみ帰属しないことを示した。

写真史の論点 · コンセプチュアル
写真史上の位置を読む→
99JP
田沼
TAKEYOSHI TANUMA · 1929–2022
Photographer

田沼武能

Takeyoshi Tanuma
日本 · 1929–2022 · 1950–1960s

田沼武能は、終戦直後の東京から始めた60年以上にわたる記録活動で、戦後日本の市民生活と都市の変容を写し取った。人間の存在を歴史の尺度とする市民的・人道的なまなざしが、同時代の対抗的な日本写真とは異なる位置を与えている。

写真史の論点 · 日本写真
日本写真日本
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271JP
岩宮
TAKEJI IWAMIYA · 1920–1989
Photographer

岩宮武二

Takeji Iwamiya
日本 · 1920–1989 · 1950–1960s

岩宮武二は、寺社・庭園・工芸・仏像・民具といった日本の伝統的文化形態を主題に、ドキュメントと形式的探求の境界に立つ写真実践を展開した。伝統を観光的に再現するのではなく、写真の語彙で再構成するという姿勢が、戦後日本写真の流れの中に独自の位置を与えている。

写真史の論点 · 日本写真
日本写真日本
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372PHOTOGRAPHER
AS
AARON SISKIND · 1903–1991
Photographer

アーロン・シスキン

Aaron Siskind
アメリカ · 1903–1991 · 1950–1960s

1903年、アメリカ、ニューヨーク市生まれ。アーロン・シスキンは、Photo Leagueの《Harlem Document》で社会状況を共同記録した後、壁の剥落、落書き、ロープ、路上の痕跡を近接して撮り、抽象絵画に接近する写真へ進んだ。

写真史の論点 · 抽象写真
社会ドキュメンタリーアメリカ
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377PHOTOGRAPHER
EB
ERWIN BLUMENFELD · 1897–1969
Photographer

アーウィン・ブルーメンフェルド

Erwin Blumenfeld
ドイツ / アメリカ · 1897–1969 · 1950–1960s

1897年、ドイツ、ベルリン生まれ。アーウィン・ブルーメンフェルドは、ダダのコラージュからヌード、肖像、ファッション、カラー写真へ進み、アムステルダム、パリ、ニューヨークで制作した。

写真史の論点 · DADA
ダダドイツアメリカ
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385JP
忠彦
TADAHIKO HAYASHI · 1918–1990
Photographer

林忠彦

Tadahiko Hayashi
日本 · 1918–1990 · 1950–1960s

1918年、山口県徳山の写真館に生まれた林忠彦は、戦後東京の焼け跡、闇市、浮浪児と、太宰治、坂口安吾、三島由紀夫ら文士を雑誌のために撮った。路上のスナップと酒場や仕事場での肖像は、敗戦後に急増した雑誌メディアの同じ速度から生まれている。

写真史の論点 · 日本写真
日本写真肖像写真
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389FR
WR
WILLY RONIS · 1910–2009
Photographer

ウィリー・ロニス

Willy Ronis
フランス · 1910–2009 · 1950–1960s

1910年、パリに生まれたウィリー・ロニスは、街路、ベルヴィル=メニルモンタン、工場、ストライキ、家族を撮り、戦後フランスの人間主義写真を代表する写真家となった。1936年人民戦線期からの政治的関与と左派誌での報道を背景に、日常の身振りと都市の構図を結んだ。

写真史の論点 · ストリート写真
社会ドキュメンタリーフランス
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390FR
EB
ÉDOUARD BOUBAT · 1923–1999
Photographer

エドゥアール・ブーバ

Édouard Boubat
フランス · 1923–1999 · 1950–1960s

1923年、フランス・パリ生まれ。École Estienneでグラフィックと印刷に関わる教育を受け、第二次世界大戦後に写真を始めた。初期にはLellaを継続して撮影し、1951年のLa Huneでの展示を契機に雑誌『Réalités』の仕事へ進んだ。以後、同誌の取材でヨーロッパ、アジア、中東、南北アメリカを旅しながら、パリの街路、子ども、家族、旅先の人々を長く撮影した。

写真史の論点 · ストリート写真
ストリート写真社会ドキュメンタリーフランス
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391AT / US
EH
ERNST HAAS · 1921–1986
Photographer

エルンスト・ハース

Ernst Haas
オーストリア / アメリカ · 1921–1986 · 1950–1960s

1921年、オーストリア・ウィーン生まれ。第二次世界大戦後に本格的に写真へ向かい、1947年に帰還兵と家族の再会を撮ったシリーズで注目された。1949年にロバート・キャパの招きでMagnum Photosへ参加し、その後ニューヨークを拠点に活動した。1950年代からKodachromeによるカラー、低速シャッター、流し撮り、反射、ぼけを探究し、『Life』のカラー・エッセイや映画関連の仕事、1962年のMoMA個展へ展開した。

写真史の論点 · カラー写真
カラー写真フォトジャーナリズムオーストリア / アメリカ
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392US
GP
GORDON PARKS · 1912–2006
Photographer

ゴードン・パークス

Gordon Parks
アメリカ · 1912–2006 · 1950–1960s

1912年、アメリカ・カンザス州フォート・スコット生まれ。1930年代末に独学で写真を始め、シカゴで肖像・ファッション写真を手がけた後、1942年にFSA/OWIでロイ・ストライカーのもとに参加した。1948年から『Life』で活動し、人種差別、貧困、犯罪、家族、著名人をピクチャー・エッセイとして取材した。のちに小説、自伝、音楽、映画へ活動を広げ、『The Learning Tree』『Shaft』などを監督した。

読む報道写真 · DOCUMENTARY
フォトジャーナリズム社会ドキュメンタリーアメリカ
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393US
HC
HARRY CALLAHAN · 1912–1999
Photographer

ハリー・キャラハン

Harry Callahan
アメリカ · 1912–1999 · 1950–1960s

1912年、アメリカ・デトロイト生まれ。会社員として働きながら1938年ごろに写真を始め、Detroit Camera Guildとアンセル・アダムスのワークショップを経て、1946年からシカゴのInstitute of Designで教えた。1961年にRISDへ移り写真教育を整備し、妻エレノア、娘バーバラ、都市、草木や水面を、多重露光、接写、8×10判から35mmまでの異なる方法で反復撮影した。

写真史の論点 · モダニズム
モダニズム抽象写真アメリカ
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394CH / FR
SW
SABINE WEISS · 1924–2021
Photographer

サビーヌ・ヴァイス

Sabine Weiss
スイス / フランス · 1924–2021 · 1950–1960s

1924年、スイスのSaint-Gingolph生まれ。ジュネーヴのStudio Boissonnasで写真技術を学び、1945年に資格を得てスタジオを開いた。翌年パリへ移り、Willy Maywaldの助手を経て、1950年代からRaphoとVogueで活動した。街路、子ども、労働、夜景、芸術家を撮る自主制作と、ファッション、広告、雑誌報道の依頼を並行し、戦後フランスを拠点に長く写真家として活動した。

写真史の論点 · ストリート写真
ストリート写真社会ドキュメンタリースイス / フランス
写真史上の位置を読む→
395CH
WB
WERNER BISCHOF · 1916–1954
Photographer

ヴェルナー・ビショフ

Werner Bischof
スイス · 1916–1954 · 1950–1960s

1916年、スイス・チューリヒ生まれ。チューリヒのKunstgewerbeschuleでハンス・フィンスラーに写真を学び、静物、広告、ファッション、雑誌制作を経験した。1942年から文化誌『Du』で仕事をし、戦後はヨーロッパの復興と難民生活を取材、1949年にMagnum Photosへ参加した。1951年以降はインド、日本、朝鮮、インドシナ、南米を撮影し、1954年にペルーで事故死した。

読む報道写真 · DOCUMENTARY
フォトジャーナリズムドキュメンタリースイス
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396SE / FR
CS
CHRISTER STRÖMHOLM · 1918–2002
Photographer

クリステル・ストレムホルム

Christer Strömholm
スウェーデン / フランス · 1918–2002 · 1950–1960s

クリステル・ストレムホルム(1918–2002)はスウェーデン、ストックホルム生まれ。絵画とグラフィック・アートを学び、戦後のパリで写真へ進み、1949年頃からドイツのFotoformと主観写真の動向に関わった。パリのPlace Blancheで知り合ったトランス女性たちを長期に撮影し、1962年から1974年までストックホルムのFotoskolanを率いた。1967年に写真集『Poste Restante』、1983年に『Vännerna från Place Blanche』を刊行し、1997年にHasselblad Awardを受賞した。

写真史の論点 · ストリート写真
ストリート写真社会ドキュメンタリースウェーデン / フランス
写真史上の位置を読む→
398FR / US
EE
ELLIOTT ERWITT · 1928–2023
Photographer

エリオット・アーウィット

Elliott Erwitt
フランス / アメリカ · 1928–2023 · 1950–1960s

エリオット・アーウィット(1928–2023)はフランス、パリ生まれ。ロシア系ユダヤ人の両親とヨーロッパからアメリカへ移住し、ロサンゼルスで写真を学んだ後、ニューヨークのNew Schoolで映画を学んだ。ロイ・ストライカーの調査写真、米軍での写真任務を経て、1953年にMagnum Photosへ参加した。報道、雑誌、広告、映画制作と並行し、犬、恋人、家族、観光客、政治家、街路の偶然を長く撮影した。1959年のニクソンとフルシチョフの《Kitchen Debate》など歴史的な報道写真でも知られる。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズムストリート写真フランス / アメリカ
写真史上の位置を読む→
399US
RD
ROY DECARAVA · 1919–2009
Photographer

ロイ・デカラヴァ

Roy DeCarava
アメリカ · 1919–2009 · 1950–1960s

ロイ・デカラヴァ(1919–2009)はアメリカ、ニューヨークのハーレム生まれ。Cooper Unionで絵画と版画を学び、Harlem Community Art Centerなどを経て、版画の資料として使っていた写真を1940年代末から主な表現にした。1952年にGuggenheim Fellowshipを受け、1955年にはラングストン・ヒューズとの写真集『The Sweet Flypaper of Life』を刊行した。ジャズ、家族、街路、労働、政治運動を長く撮影し、1975年以降はHunter Collegeで写真教育にも携わった。

写真史の論点 · モダニズム
モダニズムドキュメンタリーアメリカ
写真史上の位置を読む→
400US
SL
SAUL LEITER · 1923–2013
Photographer

ソール・ライター

Saul Leiter
アメリカ · 1923–2013 · 1950–1960s

ソール・ライター(1923–2013)はアメリカ、ペンシルベニア州ピッツバーグ生まれ。ラビを目指して神学校で学んだ後、1946年に画家を志してニューヨークへ移り、リチャード・プーセット=ダート、W・ユージン・スミスらとの交流を通じて写真へ進んだ。1940年代末からカラー・スライドを使い、1950年代以降は『Harper’s Bazaar』などのファッション仕事と街路での個人制作を並行した。2006年の写真集『Early Color』以後、初期カラー作品が国際的に再評価された。

写真史の論点 · カラー写真
カラー写真ストリート写真アメリカ
写真史上の位置を読む→
401US / FR
1926—2009
VIVIAN MAIER · 1926–2009
Photographer

ヴィヴィアン・マイヤー

Vivian Maier
アメリカ / フランス · 1926–2009 · 1950–1960s

ヴィヴィアン・マイヤー(1926–2009)はアメリカ、ニューヨーク生まれ。幼少期から青年期にアメリカとフランスを往復し、1950年代初頭にニューヨークで撮影を始め、1956年以降は主にシカゴで乳母・ケア労働者として働きながら写真を続けた。Rolleiflexによる白黒の正方形写真に加え、35mmカラー、Super 8映画、録音も残した。生前に公的な写真家キャリアを築かず、作品の大半は未発表のまま分散したため、2007年以降の発見、収集、プリント、展覧会、研究を通じて作家像が形成された。

写真史の論点 · ストリート写真
ストリート写真セルフポートレートアメリカ / フランス
写真史上の位置を読む→
402US
ER
ED RUSCHA · 1937–
Photographer

エド・ルシェ

Ed Ruscha
アメリカ · 1937– · 1950–1960s

エド・ルシェ(1937–)は、ネブラスカ州オマハ生まれ、オクラホマシティ育ちのアメリカの美術家。1956年にロサンゼルスへ移り、Chouinard Art Instituteで商業美術を学んだ。Plantin Pressで活版印刷を経験し、広告制作や『Artforum』のレイアウトを経て、1960年代から絵画、版画、写真、映画、アーティストブックを制作してきた。現在もロサンゼルスを拠点に活動している。

イメージを疑う · CONCEPTUAL
コンセプチュアルアート写真集アメリカ
写真史上の位置を読む→
403JP / US
泰博
YASUHIRO ISHIMOTO · 1921–2012
Photographer

石元泰博

Yasuhiro Ishimoto
日本 / アメリカ · 1921–2012 · 1950–1960s

石元泰博(1921–2012)は、米国サンフランシスコに生まれ、高知で育った写真家である。戦時中の日系人収容所を経て、シカゴのInstitute of Designでハリー・キャラハン、アーロン・シスキンドらに学び、1953年に日本へ戻った。桂離宮、シカゴと東京の街路、伊勢神宮、現代建築を撮影し、写真集と展覧会を通して日米双方で活動した。

写真史の論点 · モダニズム
日本写真モダニズム建築写真日本 / アメリカ
写真史上の位置を読む→
404US / GB
EA
EVE ARNOLD · 1912–2012
Photographer

イヴ・アーノルド

Eve Arnold
アメリカ / イギリス · 1912–2012 · 1950–1960s

イヴ・アーノルド(1912–2012)は、フィラデルフィア生まれ。ハーレムの黒人ファッションショーを出発点にMagnumへ入り、モンロー、公民権運動、出産、中国などを長期取材した。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズム肖像写真アメリカ / イギリス
写真史上の位置を読む→
406AT / US
IM
INGE MORATH · 1923–2002
Photographer

インゲ・モラス

Inge Morath
オーストリア / アメリカ · 1923–2002 · 1950–1960s

インゲ・モラス(1923–2002)は、グラーツ生まれ。翻訳者・編集者を経てMagnumに参加し、イラン、スペイン、ドナウ川流域、映画現場、芸術家の肖像を撮影した。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズム肖像写真オーストリア / アメリカ
写真史上の位置を読む→
407FR
MR
MARC RIBOUD · 1923–2016
Photographer

マルク・リブー

Marc Riboud
フランス · 1923–2016 · 1950–1960s

マルク・リブー(1923–2016)は、リヨン近郊生まれ。1953年にMagnumへ参加し、中国、ベトナム、インド、アフリカを長期取材した。《エッフェル塔の塗装工》《花の少女》で知られる。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズム社会ドキュメンタリーフランス
写真史上の位置を読む→
409US
BD
BRUCE DAVIDSON · 1933–
Photographer

ブルース・デヴィッドソン

Bruce Davidson
アメリカ · 1933– · 1950–1960s

ブルース・デヴィッドソン(1933–)は、米国イリノイ州生まれ。1958年にMagnum Photosへ参加し、《Brooklyn Gang》《East 100th Street》《Subway》などニューヨークの共同体と公民権運動を長期にわたり撮影した。

写真史の論点 · 社会ドキュメンタリー
社会ドキュメンタリーフォトジャーナリズムアメリカ
写真史上の位置を読む→
410US
DM
DUANE MICHALS · 1932–2026
Photographer

デュアン・マイケルズ

Duane Michals
アメリカ · 1932–2026 · 1950–1960s

デュアン・マイケルズ(1932–2026)、米国ペンシルベニア州マッキーズポート生まれ。大学卒業後にParsons School of Designで学び、グラフィックデザインの仕事を経て、1958年のソ連旅行を機に本格的に写真を始めた。1960年代から商業肖像と私的制作を並行し、《Chance Meeting》《Things Are Queer》《The Human Condition》などの連続写真、二重露光、手書きテキストによる作品を発表した。

写真史の論点 · ステージド写真
ステージド写真コンセプチュアル写真アメリカ
写真史上の位置を読む→
411DE / AU / FR
HN
HELMUT NEWTON · 1920–2004
Photographer

ヘルムート・ニュートン

Helmut Newton
ドイツ / オーストラリア / フランス · 1920–2004 · 1950–1960s

ヘルムート・ニュートン(1920–2004)、ドイツ・ベルリン生まれ。1936年からファッション写真家Yvaのスタジオで修業し、ナチ政権下の迫害を逃れて1938年にドイツを離れ、シンガポールを経てオーストラリアへ移住した。戦後はメルボルンでスタジオを構え、1961年にパリへ移った後、French Vogueをはじめとする国際誌を中心に活動した。

写真史の論点 · ファッション写真
ファッション写真ステージド写真ドイツ / オーストラリア / フランス
写真史上の位置を読む→
412JP
一高
IKKO NARAHARA · 1931–2020
Photographer

奈良原一高

Ikko Narahara
日本 · 1931–2020 · 1950–1960s

奈良原一高(1931–2020)、福岡県生まれ。中央大学法学部を卒業後、早稲田大学大学院で美術史を学び、1956年の個展「人間の土地」で写真界に登場した。1959年に東松照明、細江英公らとVIVOを結成し、1962〜65年にヨーロッパ、1970〜74年にニューヨークへ滞在。《人間の土地》《王国》《ヨーロッパ・静止した時間》《消滅した時間》などを制作した。

写真史の論点 · 日本写真
日本写真ドキュメンタリー日本
写真史上の位置を読む→
413US / IE
PC
PAUL CAPONIGRO · 1932–2024
Photographer

ポール・カポニグロ

Paul Caponigro
アメリカ / アイルランド · 1932–2024 · 1950–1960s

ポール・カポニグロ(1932–2024)、米国ボストン生まれ。幼少期からピアノを学び、十代で写真を始めた。1950年代後半にMinor Whiteのもとで学び、Ansel Adamsのゾーン・システムにも接しながら、米国、英国、アイルランドで森、石、古代遺構、静物を長期にわたり撮影した。《Redding Woods》《Stonehenge》《Avebury》などで知られる。

写真史の論点 · 風景写真
風景写真ストレート写真アメリカ / アイルランド
写真史上の位置を読む→
414CL
SL
SERGIO LARRAÍN · 1931–2012
Photographer

セルヒオ・ラライン

Sergio Larraín
チリ · 1931–2012 · 1950–1960s

セルヒオ・ラライン(1931–2012)、チリ・サンティアゴ生まれ。1949年に米国へ渡って林学を学んだのち写真へ進み、1950年代からサンティアゴ、バルパライソ、ロンドンなどを撮影した。1959年にMagnumのアソシエイト、1961年に正会員となり、1960年代後半から職業写真の第一線を離れて、瞑想、文章、ドローイングへ時間を割いた。

写真史の論点 · ストリート写真
ストリート写真フォトジャーナリズムチリ
写真史上の位置を読む→
415US
DL
DANNY LYON · 1942–
Photographer

ダニー・ライアン

Danny Lyon
アメリカ · 1942– · 1950–1960s

ダニー・ライアン(1942–)は、ニューヨーク、ブルックリン生まれの写真家・映画作家である。シカゴ大学在学中の1962年にSNCCへ加わり、公民権運動のスタッフ写真家として南部を撮影した。その後、Chicago Outlaws Motorcycle Clubと生活を共にし、『The Bikeriders』を制作する。テキサス州の刑務所を長期取材した『Conversations with the Dead』では、写真、録音、手紙、公文書を交錯させた。

写真史の論点 · 社会ドキュメンタリー
社会ドキュメンタリードキュメンタリーアメリカ
写真史上の位置を読む→
416CZ / FR
JK
JOSEF KOUDELKA · 1938–
Photographer

ジョセフ・クーデルカ

Josef Koudelka
チェコ / フランス · 1938– · 1950–1960s

ジョセフ・クーデルカ(1938–)は、チェコスロヴァキア(現チェコ)のボスコヴィツェ生まれの写真家である。工学を学びながら写真を始め、1960年代前半にはプラハの劇場を撮影したのち、ロマ共同体への長期取材と1968年のプラハ侵攻の匿名発表へ進んだ。1970年に西欧へ移り、Magnum Photosへの参加を経て、『Exiles』とパノラマ作品へ展開した。

写真史の論点 · ドキュメンタリー
ドキュメンタリーフォトジャーナリズムチェコ
写真史上の位置を読む→
417GB
LB
LARRY BURROWS · 1926–1971
Photographer

ラリー・バロウズ

Larry Burrows
イギリス · 1926–1971 · 1950–1960s

ラリー・バロウズ(1926–1971)は、ロンドン生まれのイギリス人写真家である。第二次世界大戦期にLIFE誌ロンドン支局の暗室助手となり、のちに同誌の写真家へ転じた。1962年からベトナム戦争を長期取材し、米軍部隊やヘリコプターに同行してカラーのピクチャー・エッセイを制作。1971年、ラオス上空で取材中のヘリコプターが撃墜され、同行記者とともに死亡した。

写真史の論点 · 戦争写真
戦争写真フォトジャーナリズムイギリス
写真史上の位置を読む→
418ML
MS
MALICK SIDIBÉ · 1936–2016
Photographer

マリック・シディベ

Malick Sidibé
マリ · 1936–2016 · 1950–1960s

マリック・シディベ(1936–2016)は、フランス領スーダン(現マリ)のソロバ生まれの写真家である。バマコの工芸学校で素描と装飾を学び、写真家ジェラール・ギヤ=ギニャールの助手を経て1958年に独立した。Studio Malickを拠点に、結婚式や家族行事、夜のパーティー、スタジオ肖像を撮影し、独立前後から1970年代のバマコを商業写真と社交の両面から捉えた。

写真史の論点 · ポートレート
ポートレートドキュメンタリーマリ
写真史上の位置を読む→
419FR
RD
RAYMOND DEPARDON · 1942–
Photographer

レイモン・ドパルドン

Raymond Depardon
フランス · 1942– · 1950–1960s

レイモン・ドパルドン(1942–)は、フランスのヴィルフランシュ=シュル=ソーヌ近郊の農家に生まれた写真家・映画監督である。地元の写真店で修業し、1958年にパリの写真家ルイ・フシュランのもとで学んだ。翌1959年にDalmas通信社で報道写真の仕事を始め、1966年にGammaを共同設立した。その後はMagnum Photosに加わり、戦争・政治報道と映画制作を並行する。後年は精神医療、司法、警察、農村、地方都市へ主題を広げ、写真・映画・文章を横断している。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズムドキュメンタリーフランス
写真史上の位置を読む→
421FR
BP
BERNARD PLOSSU · 1945–
Photographer

ベルナール・プロス

Bernard Plossu
フランス · 1945– · 1950–1960s

ベルナール・プロス(1945–)は、ベトナム南部ダラット生まれ、フランスを拠点とする写真家である。1965年のメキシコ旅行以後、旅・列車・街路・窓・家族・砂漠を50mmレンズで撮影した。『Le Voyage Mexicain』をはじめ、撮影から年月を隔てた写真集編集も制作の核となる。映画で培った時間感覚とFressonのマットな色調を重ね、写真・映画・写真集を横断しながら移動中の知覚を組み立てた。

写真史の論点 · 旅写真
旅写真ストリート写真フランス
写真史上の位置を読む→
422US
EG
EMMET GOWIN · 1941–
Photographer

エメット・ゴーウィン

Emmet Gowin
アメリカ · 1941– · 1950–1960s

エメット・ゴーウィン(1941–)は、ヴァージニア州ダンヴィル生まれのアメリカ人写真家である。1960〜70年代には妻イーディスとその家族を大判カメラで撮り、親密な肖像を長期の共同作業として育てた。1980年代以降は火山・核施設・採掘地・灌漑農地を上空から撮影し、『Changing the Earth』へ展開する。家族の身体と地表を同じ注意深さで見続け、肖像と航空写真を一つの制作史へ結んだ。

写真史の論点 · 環境写真
家族写真環境写真アメリカ
写真史上の位置を読む→
423DE
KS
KATHARINA SIEVERDING · 1941–
Photographer

カタリーナ・ジーヴァーディング

Katharina Sieverding
ドイツ · 1941– · 1950–1960s

カタリーナ・ジーヴァーディング(1941–)は、プラハ生まれ、デュッセルドルフとベルリンを拠点とするドイツ人美術家である。1960年代末の《Eigenbewegung》から、自己像を反復・合成する《Stauffenberg-Block》《Transformer》へ進んだ。写真はやがて巨大化し、映像や街頭ポスターへ展開する。写真・パフォーマンス・印刷物・公共空間を横断し、顔を政治・ジェンダー・戦後記憶が交差する媒体へ変えた。

写真史の論点 · コンセプチュアル
コンセプチュアルアートセルフポートレートドイツ
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424US
MEM
MARY ELLEN MARK · 1940–2015
Photographer

メアリー・エレン・マーク

Mary Ellen Mark
アメリカ · 1940–2015 · 1950–1960s

メアリー・エレン・マーク(1940–2015)は、フィラデルフィア生まれのアメリカ人写真家である。『Ward 81』では精神科病棟に滞在し、『Falkland Road』ではムンバイの性労働者と長く向き合う。『Streetwise』ではシアトルの若者を写真と映画で追い、その後もTinyを三十年以上撮り続ける。雑誌・写真集・録音・映画を横断し、長期取材が生む親密さと編集する側の権力を同じ作品の中に残す。

写真史の論点 · 社会ドキュメンタリー
社会ドキュメンタリーフォトジャーナリズムアメリカ
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MS
MICHAEL SCHMIDT · 1945–2014
Photographer

ミヒャエル・シュミット

Michael Schmidt
ドイツ · 1945–2014 · 1950–1960s

ミヒャエル・シュミット(1945–2014)は、ベルリン生まれのドイツ人写真家である。1970年代のベルリン連作では街区を灰色の階調で撮り、『Waffenruhe』では壁と若者を断片的なシークエンスへ組んだ。『Ein-heit』では自作写真と新聞・宣伝画像を混在させ、『Frauen』『Lebensmittel』では人物や食品へ対象を移した。Werkstatt für Photographieの創設を通じ、西ベルリンに写真教育と国際交流の場も築いた。

写真史の論点 · ドキュメンタリー
ドキュメンタリー写真集ドイツ
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RR
RAGHU RAI · 1942–2026
Photographer

ラグー・ライ

Raghu Rai
インド · 1942–2026 · 1950–1960s

ラグー・ライ(1942–2026)は、英領インドのジャング生まれ、デリーを拠点に活動したインド人写真家である。『The Statesman』『India Today』で政治・宗教・街路・災害を撮り、1977年にMagnum Photosへ加わった。群衆の中で複数の出来事が重なる画面と、1984年のボパール化学災害を数十年追う仕事を通じ、新聞写真・雑誌・写真集をまたぐ独立後インドの視覚史を築いた。

写真史の論点 · フォトジャーナリズム
フォトジャーナリズムドキュメンタリーインド
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出典 — 美術館・アーカイブ・専門資料(このページの §SRC に個別記載)

本文執筆 — AI

構成・編集 — 写真の座標 管理人

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